一体、どれくらいのリスクを取ればいいのか?
投資では一体、どれくらいまでのリスクを取ればいいのか?
適切な数字が分からない。
もしあなたがこんな疑問を持っていたなら、今日のブログは重要です。
精神分析医のアレキサンダー博士は書籍、「投資苑」でこのように語っています。
大半のトレーダーは、一発か二発の弾にあたって殺されてしまいます。
その弾丸は、「無知」か「感情」と呼ばれるものです。
アマチュアはカンに基づいて行動し、マイナスの数学的期待値の
決してやれべきではないトレードに引き込まれていきます。
シロウトの無知の段階を何とかサバイバル出来た人たちはより良いシステムを設計する段階へと進むことができます。
そして、彼らが自信をつけてきて、敵から身を隠していた塹壕(ざんごう)から
頭をひょいと出した途端に二発目の弾丸が彼らの頭を射止めるのです!
つまり、生半可な自信がが彼らに欲をかかせて、ひとつのトレードに過剰に資金を
つぎ込んでしまいたった数回続けて損を出しただけで、マーケットから退場を余儀なく
されてしまうのです。
もし、あなたが自己資金の4分の1を各トレードかけた場合
あなたの破壊は保証されたも同然です。
あなたはわずか何回かの負けによって、有金をすっかり失っていまうでしょう。
それは優れたトレーディングシステムを持っていても起こりえる事態なのです。
そして、たとえ自己資金の10分の1を賭けたとしても、
そんなに長い事持ちこたえることはできないでしょう。
プロにとって1トレードに対して、わずかなパーセント以上の損失を負うことは
できない相談なのです。
これに対してアマチュアは、アルコール依存患者が飲酒に対するのと同じような
態度でトレードに望むのです。
つまり、彼らは愉快にやろうとトレーディングをはじめて
しまいには自己破滅をしてしまうのです。
広範にわたるテストの結果によると、自己資金の2%までの損なら
長期的なトレーダーのサバイバルを脅かさないことが分かっています。
例えば、もしあなたが自己資金が2万ドルの場合、1トレード400ドル以上のリスクを
とってはいけないことになります。
もし10万ドルの自己資金であればこれの1トレードあたり
2000ドルになりますが
もし自己資金がわずか1万ドルしかなければ、あなたがとっても良いリスクは
1トレード当たり200ドルになります。
たいていのアマチュアはこの話を聞くと、頭を振って拒絶の反応を示すものです。
つまり多く人には少額の自己資金しかなく、
この2%ルールは彼らの一獲千金の夢に水を差すことになるからです。
しかし、一方は異端の成功しているプロたちにとって2%の上限は
むしろ高すぎると感じられることでしょう。
一般的に彼らの任意の1トレードに対して、自己資金の1~1.5%以上の
リスクを取ることを許容しません。
※投資苑 440Pより引用