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うまく利食えない人へ

今回は、書籍「トレーダーの心理学」 ※著者アリ・キエフ氏 から

うまく利食えない人への解決策をお伝えします。

 

マクロ戦略で、通貨と債券をトレードしているテッドは

うまく利食うことができずに、困っていた。

せっかく値上がりしても、それが下がるまで見守ってしまい

せっかくの利益を失ってしまう。

 

そこで、筆者は一日のゴールをレンズとして使い

短期の判断を下すよう提案した。

この対話はゴールを可視化してから実現するという行動の結果

利食うことができるようになったもので

このプロセスの重要性を示す好例になっている。

 

筆者は、特定のゴールに合わせて、パフォーマンスを構築していくための

コーチングでこのような対話をよく行っている。

トレーディングのなかで自分を鍛え、ゴールを実現するために

測定可能なステップと新しい習慣を取り入れることはマスタリーの基本である。

 

キエフ「君の目的はなにかのゴールがあれば、一日のなkで判断を下すよう

管理してくれることにゴールの価値がある。」

 

テッド「ゴールは正しい行動をとることではなくて、儲けることだと分かっているか

正しくないといやだと思ってしまう。」

 

キエフ「それが落とし穴だ、それならゴールをリスクマネジメントの目的で

使ってみてはどうか、君のゴールを利食うために使っているのか

そもそも君のゴールはいくらなのか?」

 

テッド「1000万ドルだ」

 

キエフ「ということは、一日約5万ドルということになる。

利益が5万ドルに立ったらやめるか」

 

テッド「そうしたいが、今までそんなふうに考えたことがなかった」

 

キエフ「分かった、これは野球のようなもので相手チームよりも点をあげるためには

毎回、ある数以上のランナーを出さなくてはならない

そこで、点が入るチャンスgあるときは点を取りにおかなくてはいけない。」

 

テッド「それは分かった」

 

キエフ「トレーディング中にこのことを考えるには、訓練したり、声をかけてもらったりする必要があるか」

 

テッド「ある」

 

キエフ「これが答えかもしれない、もし5万ドルの自分のゴールだとわかっていれば

5万ドル達成した時点で」

 

テッド「昨日も利食うことができたはずだ」

 

キエフ「もし5万ドルがゴールならそれは増えるのはかまわない

そこで5万ソルを目指してトレードする

でももし、50万ドルのチャンスなら50万ドル稼ぐ

もし50万ドルに達したあと、それが減り始めたら すぐに手仕舞えば良い」

 

テッド「そもそものゴールが間違っていたと思う。

ゴールは利益上げることであって、正しいという信念にしがみつくことではない。

それよりも、貯金が増えたほうが嬉しい。」

 

キエフ「これまではどうしていたのか、正しいことの方が大事だったのか」

 

テッド「これまで正しかったし、正しいことが大金を得ることだった。」

 

キエフ「実現可能な目標を立て、それがうまくいったら

もう少し上げればよい。」

 

テッド「もし、目標利益をたちえば、5万ドルなどと掲げたら・・・」

 

キエフ「毎日、十分自信を持って5万ドル儲けられると思えるまでは、

その単位でやっていく。そして、これが常に達成できるようになったら

10万ドルに引き上げればよい。

 

よくあるのは、1万ドル、15万ドルと儲けた後、次は4万ドルになってから

20万ドルの損失を出すようなケースでこうなるお自分には、20万ドルの実力がある

などどいうおかしな考えを持ってしまうが、実はそうではない

このトレーダーは利益がなくしているし、継続的なパフォーマンスもあげられていない

そこでまずは、自分の力を正確に知る必要がある。

そうすれば、トレードサイズを調整できる。

ただ難しいのはそれを継続するという部分で、そのためにはリスク管理利食い方について何をすべきかを把握しておかなければならない。」

 

テッド「常に50%は確保しておいてストップをうごかしていくか

トレイディングストップなどを利用して、これまでの利益を減らさないようにする

という方法はどうか。」

 

キエフ「良いと思う」

 

テッド「一時的なノイズでストップで引っかかって

大きな流れをつかみ損ねる恐れはないのか」

 

キエフ「大事な事はリスクを管理することであって、

失ったチャンスを悔やむことではない。

もっと大きなチャンスがありそうだから、このポジションを扱う

気持ちになれないのなら、5万ドルを儲けることはできない

20万ドルを目指していても、まだその実力はない。

逆に20万ドルのプレーヤーにならば、もっと大きく儲けることだっうてできる。

確実に利食えて損失を抑えられるのならば

ストップをうごかしていくのはいい考えだと思う。

君は実際の利益ではなく、潜在利益を目指しているから気が進まないかもしれないが

管理方法としては、このほうが良い。

ストップを動かすことに関して不安を感じるのか。

 

テッド「感じる」

 

キエフ「例えば、20万ドル儲かったあとで、ストップを引き上げたとする」

 

テッド「すぐに動かさないといけないのか、

特定の価格目標に達した後ではいけないのか。

 

キエフ「利益がでるたびに動かし、利益を確定していくほうがよい。

君の目的は利益をあげることだ。」

 

・・・テッドとの対話は、トレーダーに共通する問題である

「利益をあげることよりも正しいことを優先したい」という気持ちをよく表している。

 

ゴールに合わせて、戦略をデザイン化することによってこの傾向を明確にすれば

アプローチの仕方を立て直して、

もっと自由な気持ちでトレードできるようになる。

 

また、ゴールは利食うとこいの目標としても使えるため

目標額に達して手仕舞うべきところでまだ

トレードしていたい陶酔感と欲望に負けそうになったとき

利食うできだと思い出させてくれる。

 

大きな展望の下に、リラックスしてその展望に身を任せながら将来に向かって

いくことはゴールを立ててそこに到達できるかどうかを心配したり、

自分を損益で評価したりすることは全く違う。

 

マスタートレーダーは、まずはゴールを設定し、それを達成するために

毎日、何にをすべきなのかをきめていく。

そして展望に後押しされてこの過程に身をゆだねることで

ゴールに執着していなくても実現に向かって前進していく。

 

彼らはゴールを必死でつかみとらなければばらないもの、というよりは

ガイドや青写真のようなもの

 

マスタートレーダーは、マーケットに余裕をもって、アプローチする

マーケットにはチャンスがあることがわかっっている

前向きに結果を期待しながらトレーディングの戦略を立てる。

 

また、長期的に見れば、判断の60%以上が

正しいことがわかっているために、目先の結果にこだわることもない。